
2,000億円調達への挑戦───ショッピングAIエージェント『PLUG』で日本のEC市場を変革する、STRACT伊藤の構想。
2025.10.21 公開

2025.10.21 公開
株式会社STRACT 代表取締役社長 伊藤 輝
設立:2017年
事業内容:スマートフォン向けアプリの企画・制作・運営

Headline Asia 共同代表パートナー
伊藤さんは幼い頃からエンジニアリングを始め、エジソンの伝記を暗記するほど読み込んできた生粋のエンジニア起業家です。世界を変えた多くの起業家の多くはエンジニア出身であり、その独自の発想で世の中をハックしてきました。STRACTが開発するPLUGも“最先端のAI技術“と”枯れた技術の水平思考“の両方を兼ね備えたインタフェースの力でEコマースに更なるイノベーションを起こすことを期待しています!
日本国内のEコマース市場規模は20兆円を超え(※)、年々増加している。この巨大市場においては、価格比較サービスやAIエージェントといった新たな切り口での競争が激化している。そんな中、ブラウザ拡張機能を足掛かりに、巨大なEコマースの入り口を抑える戦略を推進しているのがスマートフォン向けショッピングAIエージェント『PLUG』を展開する株式会社STRACTだ。
ユーザー側のエージェントとして機能し、最適な購買体験を提案してくれる『PLUG』は、現在2,200以上のECサイトと提携し、アプリは200万ダウンロードを突破。月間のアクティブユーザーは80万人を誇る。しかし、そんな『PLUG』は、あくまでも同社のビジョンを実現するための手段のひとつだという。
同社が描く大きなビジョンと、ビジョン実現へのロードマップについて、株式会社STRACT伊藤さんにThinkD単独でじっくりお話を伺った。
(※)経済産業省「令和5年度電子商取引に関する市場調査」より
北海道出身で、動いているモノとか機械の仕組みが気になる子どもでした。一度気になると、自分で機械そのものを分解して「なぜそうなっているのか?」と中身を見にいくタイプでした。たとえば、台所にある量りだと、当然何かを乗せれば針が動きますよね。「重さは下向きの力なのに、針が左右に振れるのはなぜ?」と気になってしまい、ドライバーでバラバラに分解していました。元に戻せないから、よく怒られていたのですが、そういうことを小学校の低学年くらいから繰り返していました。