
“社会課題を解決しつづけたい”という想いを胸に、選んだのは医療のDX。「誰もやらない」をやる逆瀬川の挑戦は、医療の未来を変えるのか。
2025.08.01 公開

2025.08.01 公開
株式会社ヘンリー 代表取締役CEO 逆瀬川 光人
設立:2018年
事業内容:中小病院向けレセコン一体型電子カルテ「Henry」の開発・提供

グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社 プリンシパル
病院の経営を支える基幹システムは一見すると伝統的なテーマに見えるかもしれませんが、定型化されていない巨大産業のデータを視覚化し、AIを活用してSaaSだけではない複層的なビジネスモデルを展開するスタートアップのだいご味が詰まった事業です。本質を追求し続ける未来志向のチームと共に社会保障費の増大やエッセンシャルワーカーの需給ひっ迫という明確な課題を解決するミッション性に共鳴してくれる人が増えることを楽しみにしています。
中小の病院向けに『Henry』というレセコン一体型電子カルテを提供している株式会社ヘンリー代表の逆瀬川(さかせがわ)です。
これまでのキャリアとしては、一橋大学を卒業後、2011年に楽天に入社しました。楽天では、UI/UXやPMの仕事をしていて、合計で10個以上のサービスやアプリの立ち上げとビズデブ(Business Developmentの略。新規事業の創出や既存事業の成長を担う役割)を経験しました。PdMやUXデザイ ナーとしてプロダクトサイドで仕事をすることが多かったので、もう少しビジネスサイドに染み出していきたいと思い、ウォンテッドリーに転職しました。
ウォンテッドリーでは、新規事業の責任者として新サービスの立ち上げから成長までに携わっていました。マーケティングやユーザーリサーチ、営業も担当していましたし、CMのディレクションとか大手企業のアライアンスにも関わっていて、新たな事業をつくったり、大きく成長させていくプロセスにさまざまな役割で関わることができたと思っています。
2018年に株式会社ヘンリーを創業したのですが、創業の経緯には学生時代のサークル活動が影響しています。共同創業者の林とは大学の同級生で、フェアトレードを推進するサークルの代表と副代表でした。当時から社会課題に興味があり、ビジネスで社会課題を解決したいと考えていました。そして、やるからには世の中に大きなインパクトを出したいという想いがあり、「将来的に起業するなら2人でやりたいね」と話していたんです。

世の中に大きなインパクトが出せること。社会課題を解決しながら事業として成立すること。これらの条件を満たすドメインで起業したいと思っていたので、市場規模が大きく、さまざまな課題がある医療の領域でチャレンジしようと考えました。
創業に際して、私の中に医療に対する強烈な原体験があったわけではないんです。ただ、楽天やウォンテッドリーでビジネス経験を積み、インターネットやプラットフォームのすごさとか可能性を実感したので、より大きな規模でこの経験を活かしてみたいと思っていたこと。そして、大学時代に取り組んでいた「社会課題を解決したい」という想いがあったこと。これらが合わさって、起業にいたったという経緯ですね。
私たちは「社会課題を解決しつづけ、より良い世界をつくる」という企業理念を掲げているのですが、社会課題というのはこの先もなくならないと思っています。時代に合わせて、その時々で課題が生まれてくるはずで、社会課題そのものはずっと存在し続けると考えているんです。
そうなったときに、できるだけ大きな課題をビジネスの仕組みで解決して、そこで稼いだお金でより大きな課題や新しい課題の解決にチャレンジしていきたい。そうする ことで、大きな言葉になってしまうのですが、みんなが幸せに生きることができたり、笑顔でいられたり、そういう社会にするために貢献したいと思っています。
より良い世界をつくるために私たちが貢献できた場合、その証明として一番わかりやすい象徴って何だろう?と考えると、ノーベル平和賞だったんです。だから、ノーベル平和賞受賞を事業をするうえでの中間ゴールとして設定しています。
主に中小の病院を対象に、レセコン一体型電子カルテ『Henry』を提供しています。いわゆる、Whole Productですね。簡単にいうと病院向けの基幹システムで、患者さんに関係するあらゆる情報が入っていて、病院の全スタッフの方がアクセスできるものです。
少し専門的な話になりますが、日本には診療報酬制度があり、医療行為は基本的に法律で定義されています。どの患者さんにどのような医療行為を行ったのか。その医療行為は、原則1点=10円の診療報酬の下で何点なのか。これらがすべて決まっていて、医療行為を記録し、最終的にお 会計に変えていきます。
医師はもちろん、リハビリをするなら理学療法士さんや作業療法士さんがいますし、薬剤師さんや栄養士さん、介護士さん、そして日常のサポートをする看護師さんがいます。医師の指示の下、国家資格を持ったさまざまな医療従事者の方々が日々医療行為を行います。

そのため、誰がどんな行為を提供したのかを細かく記録し、データを集めておく機能に加えて、お医者さんと他部門の専門職のみなさんがうまく連携するための「オーダー」という機能、そして、提供された医療行為に沿って診療報酬の計算をし、窓口会計と国に請求するためのデータをつくるPOSのような機能。これらを備えているのが、基幹システムです。
ざっくりいうと、CRMとワークフローとPOSが合体しているものですね。それをベースにして、病院の業務を変革していき、生産性向上やそれに伴う医療サービスの質向上につなげていくことが私たちが提供している価値になります。

中小の病院向けのレセコン一体型の電子カルテを、クラウドネイティブで提供している事業者として、現時点で日本唯一になります。
専門用語が多いので時系列をまじえて解説をすると、レセコンというのはレセプト(診療報酬明細書)を作成するためのコンピュータのことです。1970年代に導入が始まり、1980年代に広く普及したシステムになります。診療報酬の計算が大変なので会計側の業務を効率化しようとするものです。
次に効率化が進んだのは院内の指示で、先ほど「オーダー」とお伝えした部分です。以前は処方箋や検査依頼など、主治医から他部門の専門職のみなさんへの指示書などは、院内で文書を配送していました。壁や天井にパイプが設置されていて、そのパイプが院内のさまざまな場所をつないでいたんです。「エアシューター」とか「パイプシューター」と呼ばれていたもので、パイプの中に文書を入れて、各部署に送っていました。ただ、これもやり取りが大変なのでシステム化されました。
最後に、診療経過等を記録するカルテ(診療録)がシステム化されたのですが、会計とオーダーとカルテのそれぞれが業務としてボリュームが大きいため、バラバラにシステム化されたという背景があります。
ただし、医療サービスはそれぞれの業務を切り離して考えることが難しいんです。というのも、「診察をした」「リハビリをした」「薬を出した」「会計での患者さんの負担はいくら」という具合に流れていきます。ひとりの患者さんに医療サービスを提供するとしても、医師の他各部門の専門職がいて、個々のサービスについて点数が計算され、最終的にすべてを合算する必要があるのです。医療サービスと会計が複雑に絡み合っていることに加え、それぞれの医療サービスが細かく法律で定められているので、会計とオーダーとカルテを別々にシステム化すると現場でかなり多くの不必要なコミュニケーションが発生してしまうんです。
相互に強く関係する業務であるなら、ひとつのシステムで設計したほうがスムーズに仕事がまわると考え、レセコン一体型の電子カルテを開発して中小の病院に提供しています。

「病院」という言葉にも細かい定義があって、20床以上のベッドがあるのが病院で、20床未満が診療所やクリニックです。そのため、中小の病院向けという部分に私たちの独自性 があります。
診療所やクリニック向けに一体型のシステムを提供している企業はありますが、病院向けとなるとほぼいないですね。なぜなら、レセコンを開発するのが本当に大変だからだと思います。
診療報酬に関する規定は現状でも1,700ページくらいに及びます。しかも、すべて自然言語で書かれていて、使われている言葉の解釈に幅があり、システム化する際のハードルがとても高いのです。じゃあ、すでに存在しているレセコンに新しい機能を加えて一体型にするという選択肢もありますが、そもそも40年以上前のシステムなので開発言語も古く、対応できる技術者が極端に少ないという課題があります。

そのため、一体型をつくるには結局イチからつくる必要があります。しかし、1,700ページのハードルがあまりにも高すぎて、いまからやろうとする企業が現れにくいのだと思 います。
加えて、公費という国または地方自治体が医療費を負担する制度の存在もあります。市区町村レベルで自由に設定ができるため、全国約1,700の市区町村が自由に設定したルールに対応し続ける必要があります。
これも専門的な話になってしまうかもしれませんが、従来病院は、オンプレミスという環境でシステムを利用していました。これはシステムを病院内に保有する方法で、病院外からはネットワークにアクセスすることができません。
私たちの『Henry』はクラウド上で利用いただく前提で開発をしています。そのため、インターネットさえつながれば、どこからでもアクセスすることが可能です。
クラウドネイティブであることのメリットは大きくふたつあって、ひとつはコストメリットですね。それぞれの病院に合ったシステムではなく、ある意味で共通規格のようなシステムを提供することになります。現地でカスタマイズを前提とした導入がなくなりますから、結果的に導入コストをおさえることができます。オンプレミスの基幹システムに比べて、半分から7割ほどの金額で導入できるため、中小の病院さんにとってはメリットに感じていただけると思います。
もうひとつのメリットは、アップデートが容易ということです。パッケージの製品だと基本的には買い換えに合わせてしかアップデートできないのですが、クラウドの場合は状況に合わせたアップデートが可能です。
診療報酬制度は2年ごとにルールが変わるので、そのタイミングでレセコンのロジックを見直す必要があります。また、最近であればコロナ禍のようなことが起きれば、特別な対応が必要になったり、その時々の社会情勢に合わせた柔軟な対応が求められます。そういう意味でも、アップデートが容易なクラウドネイティブでサービスを提供した方が良いと考えています。
純粋に、「大きな社会課題を解決したい」と考えていたからだと思います。最初から唯一の存在になりたかったわけではなくて、「医療の課題を解決するにはどうすればいいか?」を考えて、実行していった結果、気がつけば同じようなことをやっている会社がいなかったという印象です。
たとえば、オンプレミスで大病院向けの基幹システムを開発している大手のSIerさんが私たちのようなサービスを開発しようとすると、労働集約型のビジネスモデルを変える必要があるはずです。そうすると、短期的に売上が下がったり、大幅な人数の配置転換が行われるなど、現在の事業のあり方が大きく変わってしまいます。いま大きく舵を切るほど事態が切迫しているかというとそうでもないため、ある種のイノベーションのジレンマに陥っている状態なのかもしれません。
一方で、私たちのようなスタートアップが同じようなチャレンジをすると、事業が続けられないリスクがあると思います。サービス開発に時間がかかるため、売上がたたない期間をどう乗り切るのか?という別の問題が出てきます。
『Henry』の場合は、開発に4年かかりました。開発コストがかかることに加えて、その期間はほとんど売上がないため、スタートアップであればなおのこと参入しにくい領域だと思います。
私たちの場合、資金調達ができたということも大きかったですし、なによりも「課題解決するには一体型の方が良い。だから一体型にチャレンジしよう!」という思い切りの良さみたいなも のがありました。制度の複雑さとか、システム化する上でのハードルの高さとか、そこまで解像度が高くない状態で開発に着手したので、やり始めてみると本当に大変で(笑)。診療報酬制度は2年ごとにルールが変わるので、自分たちでコントロールできない部分を踏まえつつ、どうやってシステムに実装していくかは本当に苦労しました。

「社会課題を解決しつづけ、より良い世界をつくる」という企業理念にフォーカスした結果、いろんな幸運も重なって結果的に唯一の存在になれたのだと思います。このような取り組みにGOサインを出す会社は、少ないのではないでしょうか。
扱う業務や関係する法令が多いので、それらを包括した基幹システムをつくることができたというのは大きな先行優位だと思います。
特に業務を解像度高く理解するにはけっこう時間がかかるのではないでしょうか。誰が、何を、どこまでやるのか。どこで、誰に、どのようなオー ダーを出すのか。そういった業務の動きを正しくモデリングすることが必要です。
お医者さんや看護師さんで担当できる業務の範囲は法律で規定されていますが、そのルールで埋めきれない部分は存在し、そうした部分の対応は、各現場での判断で進められています。たとえば、「主治医の先生がやることが望ましいが、忙しくて随時依頼することは難しいから代わりに自分がやった上で、先生の診断や治療のために情報は残しておこう」みたいな小さな思いやりがあったりします。もちろん、法律に触れない範囲で。
お医者さんは患者に対するほぼすべての業務ができるからという理由で、ある業務を主治医のお医者さんの行うべき業務としてモデリングしてしまうといった間違いを犯してしまうこともあるんです。私たちはそういったケースも含めて多くの事例に触れ、そのうえで業務を設計してきたので、すぐに追いつけるほど容易ではないと思います。

あとは、医療というドメインを理解した上でシステムやサービスに実装しているので、これがそもそもの競合優位性になっていると思います。本来であれば競合優位性や参入障壁と言われるものは時限的で、時間の経過とともにだんだん薄まっていくと思いま す。しかし、医療の場合は業務が複雑で、かつそれぞれの業務が依存関係にあります。また、診療報酬制度が2年に一度変わるため、継続的にアップデートをくり返す必要があります。そういう意味では、参入障壁が高い状態が維持される、少し特殊な領域なのだと思います。
そうですね。必殺技はないので、基本的なことをちゃんとやることにしています。たとえば、業務診断をして、解決したい課題を洗い出して、こういうふうに解決していきましょうと共通認識を持つ。コンサルティング営業の基本的な流れだと思います。
特徴があるとすれば、インサイドセールス、フィールドセールス、導入コンサルタント、カスタマーサクセス、開発チームと分業制にしていますが、それとは別にドメインエキスパートと呼ばれる医療業界に詳しいメンバーがいることです。医療事務や看護師などのバックボーンを持っているので、顧客となるみなさんが何に課題を感じているのかが、ある程度リアルにイメージできます。ドメインエキスパートのメンバーは状況に合わせて各チームと連携しているので、課題解決につなが る提案ができているのだと思います。
あとは公共政策チームが営業支援をしています。医療の分野は政治や政策とも密接に関わっているので、国や各自治体がどういう動きを取っているのかであったり、法改正があった場合に何がどのように変わるのか、どのような影響がありそうか。そういった情報をキャッチアップし、社内外に向けてセミナーなどを行なっています。公共政策チームには厚生労働省出身のメンバーがいるので、その経験を活かし、社内のサポートはもちろん、お客様へのアドバイスも担当してくれています。
あとは、診療報酬に関する1,700ページほどの資料をまるまる覚えているメンバーもいます。そういった専門家が、社内であれば営業現場や開発現場をバックアップし、お客様の相談にも対応できるようにしているのは強みだと思いますね。

このような独自の体制を活かしつつも、顧客と向き合うときに大事なのは、ストーリーで語ることだと思っています。というのも、電子化やDX、それに伴う業務の効率化は、普通に考えたらやったほうがいいじゃないですか。でも、実際は、紙のカルテを使い、口頭で情報の申し送りをしている病院さんがまだまだいらっしゃいます。やったほうがいいと 思っているのに、DX化ができていないのはなぜなのか。原因を見つけ、それを解決したときにどうなれるのかを提案しないと、課題解決にはつながりません。
便利そうに聞こえるけど本当に使えるの?という疑いの気持ちもあると思いますし、これまでのやり方を変えたくないという心理的なハードルもあると思います。それらを超えるメリットを提示し、変わるきっかけを提供することが非常に重要だと思いますね。
私たちの顧客は中小の病院さんなのですが、その課題のほとんどが、経営の継続が難しいという厳しい現実があります。当然これは日本全体の医療の継続を考えたときに、とても大きな課題ですよね。
難しい理由はいろいろありますが、わかりやすいのは仕事が忙しいからです。ずっと紙のカルテで運用してきているので、カルテを書くのに時間がかかるんです。たとえば、病院で前の人の診察が終わっているのになかなか次の順番が来ないといった経験をされたこと はありませんか。実は、カルテの記載に時間がかかっていることが、診察が終わっても次の患者さんの診察をすぐに始められない原因のひとつになっているんです。
高齢化が進んでいる地方では、患者さんの数が増えているのに先生を含めた医療スタッフは増えません。すると、業務量がどんどん膨らんでいきます。しかし、紙のカルテのままなので記載するのに時間がかかる。すると、さらに業務時間が長くなります。
そうなると、肉体的な疲労はもちろんですが、精神的にも疲れてくるんです。本当なら、症状などを記録するだけじゃなく、交わした会話とか、表情とか、患者さんの状況を詳しく記録しておきたい。でも、次の患者さんが待っているので必要最低限のことだけカルテに書く。そんな毎日をくり返していると、気持ち的にもしんどくなってしまい、長く続けるのが厳しくなるようです。
でも、電子カルテを導入することで、業務が効率化され、これまでよりも患者さんに寄り添ったケアが提供できるようになったという事例もあります。たとえば緩和ケアと言って、完治が見込めない患者さんの身体的・精神的な苦痛を緩和する医療サービスがあるのですが、その看護師さんの事例です。
電子カルテになり、ベッドサイドで記録が取れるようになりました。大きな効率化ではないものの、ひとりの患者さんに使える時間が少しだけ 増えた。その結果、患者さんのことをこれまでよりも詳細に記録できるようになったそうです。
緩和ケアは、いろんな看護師さんでケアを提供します。24時間・365日ずっとひとりの患者さんにつけるわけではありません。だから、電子カルテに患者さんのお気持ちも記録していったそうです。「こういうことをしたらうれしそうだった」とか、「こういうことには不快感を示されていた」とか。そういう情報もみんなで共有して、できるだけ気持ちよく最期を迎えていただけるようにしたとお話されていました。
「こういう症状だからこの薬を処方しよう」というのは医療サービスの科学的な側面ですが、心理的な側面もあると思っています。これからは、患者さんの気持ちに寄り添うとか、医療従事者のみなさんが満足できるサービスが提供できているかとか、そういった目に見えない部分が重要になってくると考えています。私たちのシステムを使っていただくことで業務を効率化し、そのぶん大切なことに時間を使えるようにする。それって感情的にすごく価値のあることだと思いますし、私たちの『Henry』がそこに寄与できていることはとても意義のあることだと思っています。
また、働き方の変化という観点では、『Henry』などのクラウドネイティブのシステムを導入したことによって医師の宿直(交替で宿泊して夜の番をすること)をなくした大阪の病院もあります。クラウドであれば、自宅からでもシステムにログインして情報が取得できるので、何かあったときに備えて医師が宿直をする必要がなくなったんです。これにより、肉体的な負担が軽減されて、持続可能な働き方ができるようになったそうです。

電子カルテのUX、入力のしやすさにはこだわっています。ある病院では定型の文言のハンコをつくり、それを紙のカルテに押すようにしていたのですが、『Henry』を導入してからは症状ごとのテンプレートやチェックボックスなどのフォーマットを活用し、「ハンコよりも使いやすいよ」言ってくださった70代の先生もいらっしゃいます。
ひとりの患者さんにすると1〜2分ほどの効率化なのですが、少なからず回転率があがるので患者さんにとっての待ち時間は短くなります。お医者さんや看護師さんにとっても、目の前の患者さんによりフォーカスできるようになり、医療サービスの質向上にもつながっていると思います。
こういった話を事例をまじえて丁寧にお伝えすることで、これまでのやり方を変える意思決定の支援をしています。